笠田高等学校（かせだこうとうがっこう）

公立

和歌山県伊都郡｜公立｜共学

基本情報

和歌山県伊都郡かつらぎ町にある県立高校。普通科・総合ビジネス科・情報処理科を設置し、基礎学力の徹底と発展学習、資格取得・進学・就職に対応した実践教育を展開。地域と連携した活動や検定対策、学習室運用など支援体制が充実し、学習・行事・部活動のバランスを重視する校風が特色。

所在地

〒649-7161　和歌山県伊都郡かつらぎ町笠田東825

アクセス

JR和歌山線「笠田駅」より徒歩約5分
阪和自動車和歌山インターから岩出、京奈和道経由で「かつらぎ西IC」より約5分

沿革

1927年、笠田町立笠田高等家政女学校として開校。1938年県立移管、1948年学制改革により男女共学の和歌山県立笠田高等学校へ。のちに家庭科募集を停止し、普通科・商業系学科を整備。ソフトボール部・陸上競技部の全国上位入賞をはじめ部活動も盛ん。現在は普通科・総合ビジネス科・情報処理科の編成で地域とともに歩む学校として発展している。2024年度より商業の学習に親しみながら、興味・関心・適性・進路等について考えて学科選択できる「商業科系」くくり募集を実施

偏差値

普通科	42
総合ビジネス科	41
情報処理科	41

学部・コース

普通科

週2日の7限授業で学習量を確保。1年次は共通で基礎を固め、2年次以降は進路に応じて科目選択を拡充。

商業科系（2024年度よりくくり募集を実施）

1年生では、商業科の基礎的な科目である「ビジネス基礎・簿記・情報処理」を全員が学習します。 2年生以降は、卒業後の進路等に応じて、「総合ビジネス科」と「情報処理科」に分かれて専門的に学習をします。

総合ビジネス科

商業の基礎から専門を学び、簿記・情報処理・英語など上級検定の取得を推進。販売実習や公務員・就職対策講座も整備。四年制大学志望者向け選択群あり。

情報処理科

情報処理の専門性を高め、プログラムやOA実務等への関心に応じて科目選択。上級検定取得や進学対応の選択群、公務員・就職対策講座を用意。

入試傾向と対策

試験科目別対策

国語

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】和歌山県の国語は、漢字・文法・慣用句・古文などで大問1つ、説明文で大問1つ、物語文で大問1つ、作文で大問1つの大問4つ構成です。説明文は読解が難しいので差がつきにくいですが、物語文・作文・漢字などはしっかり得点出来るよう、高得点を得られる大問を作りましょう。作文は配点が15点。

数学

配点	100点
合格目安	35~45点
傾向と対策	【傾向と対策】数学は5科目の中で最も平均点が低く、笠田受験生も苦戦している生徒が多い科目です。大問1~2の計算と小問集合でどれくらい安定して得点出来るかが勝負です。大問1~2だけで配点の半分近くありますので、ここで得点出来るかが合否の鍵です。大問3以降は関数の単元で多少得点出来るよう練習しておきましょう（高校数学でも必要になる単元の為）。図形の証明問題については苦手な生徒は見切るのも1つです。

英語

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】和歌山県の入試ではリスニングで大問1つ、英作文で大問1つ、残りはすべて長文問題です。リスニングは配点が25点ありますが、比較的易しく得点しやすいです。英作文も大事ですが、それよりも配点が高い英語長文の資料問題や対話文を中心に得点をあげる練習をしましょう。長い長文も出ますが、リスニング・資料問題・対話文をしっかり得点出来れば合格目安をクリアできます。

理科

配点	100点
合格目安	35~45点
傾向と対策	【傾向と対策】和歌山県の理科は、様々な分野から基本的な問題が小問集合形式で大問1つ、生物・地学・化学・物理からそれぞれ1つずつの大問4つ構成です。数値を計算する問題や作図問題、文章の記述問題が多く出題されます。基礎知識をしっかり身につけておき、計算や作図問題の特訓をすることが必要です。環境問題やエネルギー問題など、最近の話題からも出題されることがあるので、注意しておこう。

社会

配点	100点
合格目安	35~45点
傾向と対策	【傾向と対策】和歌山県の社会は、地理・歴史・公民で各大問2つずつの大問6つ構成です。地理では世界地理・日本地理、歴史では原始時代～中世・近世～近代に分かれている。用語を書く問題や基本的な知識について記述する問題が多いので、そこで点数を取っておくことが大切になります。「和歌山」をテーマとした問題が出題される場合があり、社会的・歴史的事象についての理解や現代社会の課題や取り組みについても関心をもっておきましょう。

受験対策について

5教科で普通科なら180~200、商業科系なら160~180点程度を目安に合格している状況です。数学では基礎基本の計算問題、英語ではリスニングや英作文の書き方、理科・社会では各教科の用語を一問一答等でしっかり覚えることです。
勉強方法を一つ挙げるとすれば、「くりかえすこと」です。入試では「できる問題から解く」ことが大切です。そのためにも出題の流れをチェックしておくようにしましょう。