粉河高等学校（こかわこうとうがっこう）

公立

和歌山県紀の川市｜公立｜共学

基本情報

和歌山県北部・紀の川市の高台にある県立高校。校訓「質実剛健・至誠・創造」のもと、自然豊かな環境で普通科と理数科を設置。1年次は共通で学び、2年次から進路に応じて科目選択を拡充する編成。地域連携「KOKO塾」やボランティア、部活動も盛んで、学習・行事・地域活動の三面から人間力を育成する。

所在地

〒649-6595　和歌山県紀の川市粉河4632番地

アクセス

JR和歌山線「粉河駅」より徒歩約10分

沿革

前身は旧制県立粉河中学校（1901年創立）と旧制県立粉河高等女学校（1913年創立）。1948年の学制改革で統合し、男女共学の和歌山県立粉河高等学校として発足。1971年に理数科を設置し、以後は普通科と理数科の二本柱で地域の進学ニーズに応えてきた。また、同窓会館のさゆり会館は国の登録有形文化財に登録され、伝統を今に伝えている。

偏差値

普通科	48
理数科	49

学部・コース

普通科

1年次は共通履修で基礎を固め、2年次以降は進路に応じて選択科目を拡充。少人数・習熟度編成や探究・地域学習、図書館活用を通じて学力と表現力を伸ばす。

理数科

理科や数学をじっくり学べるカリキュラムです。基礎基本を大切に、実験･観察などを重視。看護･医療や理学、工学、農学等の進学を見据え、少人数授業と探究活動で論理的思考力を鍛える。

入試傾向と対策

試験科目別対策

国語

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】公立高校入試は大問4つ構成です。特に漢字と作文で点数をとっておきたいです。古文・漢文は、現代仮名遣いへの変換や返り点などの基本事項が問われます。現代文では、50~80字程度の記述が出題されるので、部分点は取ることができるようにしておきたいです。

数学

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】大問4つ構成です。とにかく大問1と2の正答率を上げることが重要です。他には、箱ひげ図や確率も必ず出題されるので、解けるようにしておきたいです。大問3.4も(1)は簡単な場合が多いので、正解させましょう。

英語

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】大問5つ構成です。大問3つが長文なので、長文の演習も必要になります。大問2と3の長文が比較的解きやすい場合が多いので、そこで点数を取りたいです。また、大問4は英作文なので、基本の型を覚えて高点数を狙いましょう。

理科

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】大問5つ構成です。大問1は総合問題なので対策は少し難しいです。大問2~5は、生物・地学・化学・物理の範囲からそれぞれ出題されます。理科が苦手な子は、生物と地学で点を稼いでおきたいです。記述問題も出題されるので、普段から積極的に取り組んでください。

社会

配点	100点
合格目安	40~50点
傾向と対策	【傾向と対策】大問6つ構成です。地理・歴史・公民から2題ずつ出題されます。他の科目と異なり、点を取りやすい大問がありません。そのため、広く勉強するか得意な部分をある程度絞って勉強するかは、人によって異なる場合もあります。また、記述問題も複数出題されますので対策が必要です。グラフの読み取る記述問題は、対策すれば点を取ることができるようになりますので、記述にも積極的に取り組みましょう。

受験対策について

基本的には合計220点程が目標になります。各科目で50点以上を目標に取り組んでください。そのためには、数学の基本的な計算や国英の作文など、比較的簡単な部分でしっかり点を取ることができるように準備することが大切です。

特色

教育方針

すべての生徒の学力の向上と人格の形成を図り、心身ともに充実し、豊かな社会性・文化性を備え、平和・人権・民主主義に関する正しい理解・認識と実践力を身につけた個性と創造性豊かな人間を育成する。
1、高い知性と感性をみがき、人を大切にし、豊かに生きる力を養う。
2、基本的生活習慣を確立し、ルールを守り、正しいマナーを身につけ、信頼される人を育てる。
3、環境を整備し、自然と人とが共生する環境づくりに貢献できる人を育てる。
4、個性を伸ばし、自らの進路を切り拓く力を育てる。