川越総合高等学校 (かわごえそうごうこうとうがっこう)

  • 公立
  • 埼玉県川越市|公立|共学

基本情報

川越総合高校は、埼玉県川越市にある共学校で、創立100年以上の歴史ある学校です。普通科のほか農業・商業・家庭・情報などの多彩な学科を備えた総合学科制の高校で、生徒は自分の興味や進路に応じて科目を選択でき、実践的な学びを通じて社会で生きる力を育成します。部活動も盛んで、運動部・文化部ともに大会出場実績があり、地域の行事やボランティア活動にも積極的です。卒業後は大学・短大・専門学校への進学や公務員、企業就職など進路が幅広く、生徒一人ひとりの個性と希望に応じた進路実現を目指す学校となっています。

所在地

〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町5-14

アクセス

JR・東武東上線「川越駅」から徒歩20分
東武東上線「川越市駅」から20分
西武新宿線「本川越駅」から15分

沿革

1920(大正09)年 「埼玉県立蚕業学校」として設置。
1934(昭和09)年 校名を「埼玉県立農蚕学校」に変更。
1939(昭和14)年 校名を「埼玉県立川越農蚕学校」に変更。
1948(昭和23)年 校名を「埼玉県立川越農業高等学校」に変更。
1950(昭和25)年 男女共学となり、第1回女子入学。農村家庭科を設置。
1956(昭和31)年 農業土木科を設置。
1973(昭和48)年 農業科および園芸科を共学化。
1986(昭和61)年 農業土木科募集停止、環境土木科を新設。
1987(昭和62)年 生活科を1学級減じ、食品科を1学級新設。
1990(平成02)年 生活科募集停止、生活技術科を2学級新設。
1993(平成05)年 園芸科を1学級減じ、生物生産工学科を新設。
1996(平成08)年 総合学科設置により「埼玉県立川越総合高等学校」と改称。
2020(令和02)年 創立100周年を迎える。

偏差値

総合学科 49

学部・コース

総合学科

入試傾向と対策

試験科目別対策

国語

配点

100点満点

合格目安

65点

傾向と対策

【傾向】
大問1:小説・物語文
大問2:漢字・文法・対話文
大問3:論説文・説明文
大問4:古文
大問5:作文 12点

【対策】
・小説では、物語の全体の流れを短時間で抑える必要があり、簡単あらすじを作れるとよい
・論説文では、各意味段落から要点を押さえ、問いに対する解答を作成する練習
・古文は基礎知識を覚え、主語と述語の関係を文章内で把握できるようにする
・文法問題は幅広く出題されるのに対して1問しか出題されないため優先度は低い
・作文では、資料から自身の体験談を踏まえ2段落構成で自分の意見を述べることが要求される。
 形式に合わせた作文練習を行い、1つの題材で異なる意見の作文を書く練習ができるとよい

数学

配点

100点満点

合格目安

55点

傾向と対策

【傾向】
・大問4つ構成
・大問1で65点分。そのうち計算問題32点。
 その他も関数、図形、データの基本問題が多い。
 説明記述も1問出される。
・大問2は作図が必出で、関数や平面図形の問題が出される。
・大問3は会話文による出題。規則性を中心に幅広く分野が出される。
・大問4は関数または図形の問題が多い。

【対策】
・基本計算をできるようにする
・各単元の小問を解けるようにする
・データでは、箱ひげ図の出題傾向を把握しておく
・関数は、交点、直線の式を求められるようにする
・証明の流れを押さえ、条件も全て覚える

英語

配点

100点満点

合格目安

50点

傾向と対策

【傾向】
・大問5つ構成
・大問1でリスニングで28点の配点。
 音声に合う絵を選択するもの
 シチュエーションに合う返答文を選択する
 長めの対話文を聞いて、質問に答える
 長めの対話を聞いての空所補充問題
・大問2は語彙
 日本語の文章を見て、英分の空所補充による語彙問題
 近年では、2語や3語で答えさせるものも出題される
 また指定語句を使用しての2文以上の英作文もある
・大問3では随筆の長文
 文章読解問題だけでなく、並び替えや空所補充による文法問題も出題
・大問4は、対話文による短めの長文が4つ出題
 短めな文章の読解と日本語記述問題、空所補充問題からなる
・大問5は、メールや手紙による長文
 海外の生徒とのやり取り。簡単な読解と英作文

【対策】
・英単語、簡単な英作文を書けるように
・英語の文章を読み、要約する力を養う
・対話文では、誰が話しているのかを意識し、主語と述語の関係を押さえる
・学校の教科書でいいので、読む、訳す、書く練習をする

理科

配点

100点満点

合格目安

60点

傾向と対策

【傾向】
①大問5つ構成。小問+物化生地の各設問。
 かつ4分野の配点は均一。
②実験授業を基にした出題が多い、
 かつ資料読解能力も要求される。
③遺伝・状態変化・力・天気の分野からの出題が多い

【対策】
①小問は用語を押さえ、記述で回答できるように仕上げる。
 分野に焦点を当てた問題は各分野での実験を理解し、何を知るための実験だったのかを理解する。
②実験のグラフや表は一定の変化が持続することを理解し、実験の結果から得られる事実をまとめて学習する必要がある。
③頻出範囲の計算は公式暗記等で押さえ、公式の変形問題まで学習しておくことが望ましい。

社会

配点

100点満点

合格目安

70点

傾向と対策

【傾向】
①複数資料分析、記述問題が各大問に設置。
②暗記では難しい歴史の並替問題が設置。
③地歴公分野ごとにバランスよく配点されている。

【対策】
①用語自体の理解、出来事の因果関係など予備知識を備える。
 歴史では「いつ・だれが・どうして・した」のパーツごとに説明できる状況に仕上げる。
 解答時には資料の縦軸や横軸、表タイトルから押さえるべき情報を読み取る。
②長期にわたって発生する出来事など、中心になる出来事を押さえる。
③志望校や目標点ごとに焦点を当てる単元を変える。
 例→60点目標の為、苦手な歴史は控えめに地理と公民の完成度を上げる。

受験対策について

過去問で出題傾向を把握し、弱点を克服することが重要です。
基礎をしっかり固めた上で、過去問に繰り返し取り組み、応用問題にも対応できるようにすることが合格への鍵となります。
社会の論述問題、数学の作図問題、英語の条件英作文などの対策にも取り組みましょう。

特色

教育方針

【このような学びを行います】
 1. 総合学科の特性を活かした多様な学びで、学習習慣の定着と進路意識の向上を図ります。
 2. 検定試験、資格取得の奨励により、進路実現につなげます。

【総合学科の特性を活かした多様な学びとは?】
 1. 単位制のメリットを生かして、普通教科と多彩な専門 科目を総合的に学習します。
 2. 1年次は普通科目を中心とした基礎学力の定着とキャ リア教育の充実を図ります。
 3. 2年次からは進路や適性・興味・関心によって多くの 科目を選択することで、一人ひとりのニーズに対応するカリキュラムを作成します。

学校行事

・生徒共同実験実習(熊谷市1泊2日)
・修学旅行(R6関西方面3泊4日)
・川総祭(学習成果を披露する企画が多数)
・体育祭(団対抗戦、応援合戦、実習5分前リレー)
・落ち葉掃きボランティア

クラブ活動

【運動部】
陸上競技、野球、バレーボール(女子)、バスケットボール、 ソフトテニス、卓球、剣道、 ソフトボール(女子)、弓道、バドミントン

【文化部】
茶道、華道、文芸、美術、書道、写真、 科学、演劇、JRC、吹奏楽

進学実績

【四大】73人【短大】27人【専門】98人【就職】33人
・例年、四年制大学や短期大学、専門学校、就職の割合はほぼ同じような傾向にある。
・四年制大学や短期大学への受験は、学校推薦型選抜(指定校/公募制)及び総合型選抜 (旧AO入試)の利用割合が高い。
・就職は、製造や販売、事務、サービスなど多方面にわたる。
・在学中に学んだ専門分野を深め拡げることのできる進路先を目指す生徒が多い。

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