川越高等学校 (かわごえこうとうがっこう)

  • 公立
  • 埼玉県川越市|公立|男子校

基本情報

県立川越高等学校は、埼玉県川越市にある県立高校で、県内トップクラスの進学校です。1899年(明治32年)に創立した100年以上の歴史のある伝統校になります。男子校で制服はなく、自主自立の校風が特徴の一つです。文武両道を掲げており、陸上部や物理部など複数の部活動で関東大会以上の実績を誇ります。卒業生には2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんなど、各界で活躍する人材を輩出しています。

所在地

〒350-0053 埼玉県川越市郭町2-6

アクセス

西武新宿線本川越駅より徒歩 15分
東武東上線川越市駅より徒歩 20分
JR東武東上線川越駅より徒歩 25分
東武バス一番街下車徒歩 7分 大手町下車徒歩 4分

沿革

1899(明治32)年 埼玉県第三中学校として開校
1901(明治34)年 校名を埼玉県立川越中学校と回目
1948(昭和23)年 学校教育法により埼玉県立川越高等学校と改称
1999(平成11)年 創立100周年記念式典
2006(平成16)年 SHH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校[~2015(平成27)年]
2019(令和元)年 創立120周年記念式典

偏差値

普通科 67

学部・コース

普通科

入試傾向と対策

試験科目別対策

国語

配点

100点満点

合格目安

傾向と対策

【傾向】
大問1:小説・物語文
大問2:漢字・文法・対話文
大問3:論説文・説明文
大問4:古文
大問5:作文 12点

【対策】
・小説では、物語の全体の流れを短時間で抑える必要があり、簡単あらすじを作れるとよい
・論説文では、各意味段落から要点を押さえ、問いに対する解答を作成する練習
・古文は基礎知識を覚え、主語と述語の関係を文章内で把握できるようにする
・文法問題は幅広く出題されるのに対して1問しか出題されないため優先度は低い
・作文では、資料から自身の体験談を踏まえ2段落構成で自分の意見を述べることが要求される。
 形式に合わせた作文練習を行い、1つの題材で異なる意見の作文を書く練習ができるとよい

数学

配点

100点満点

合格目安

傾向と対策

【傾向】
《学校選択問題》を実施:大問が4つ
・大問1で約5割程度の配点で、計算問題等の小問集合。
 計算も学力検査と比較するとかなり複雑なものになる。
 各小問も学力検査と比較するとかなり難易度が上がっている。
・大問2以降は、多項式やデータ、関数と図形でかなり難易度の高い問題が出題。

【対策】
・複雑な計算をミスしないように練習する
・発展レベルの小問で練習する
・過去問を反復して関数、図形、融合問題の考え方を身につける

英語

配点

100点満点

合格目安

傾向と対策

【傾向】
《学校選択問題》を実施:大問が4つ
・大問1はリスニングで28点の配点。
 音声に合う絵を選択するもの
 シチュエーションに合う返答文を選択する
 長めの対話文を聞いて、質問に答える
 長めの対話を聞いての空所補充問題
・大問2と大問3は長めの英語長文
 文章の内容をまとめる空所補充問題や読解
・大問4は英作文で、40語~50語の英作文で自分の意見を書く

【対策】
・英単語、簡単な英作文を書けるように
・英語の文章を読み、要約する力を養う
・対話文では、誰が話しているのかを意識し、主語と述語の関係を押さえる
・学校の教科書でいいので、読む、訳す、書く練習をする

理科

配点

100点満点

合格目安

傾向と対策

【傾向】
①大問5つ構成。小問+物化生地の各設問。
 かつ4分野の配点は均一。
②実験授業を基にした出題が多い、
 かつ資料読解能力も要求される。
③遺伝・状態変化・力・天気の分野からの出題が多い

【対策】
①小問は用語を押さえ、記述で回答できるように仕上げる。
 分野に焦点を当てた問題は各分野での実験を理解し、何を知るための実験だったのかを理解する。
②実験のグラフや表は一定の変化が持続することを理解し、実験の結果から得られる事実をまとめて学習する必要がある。
③頻出範囲の計算は公式暗記等で押さえ、公式の変形問題まで学習しておくことが望ましい。

社会

配点

100点満点

合格目安

傾向と対策

【傾向】
①複数資料分析、記述問題が各大問に設置。
②暗記では難しい歴史の並替問題が設置。
③地歴公分野ごとにバランスよく配点されている。

【対策】
①用語自体の理解、出来事の因果関係など予備知識を備える。歴史では「いつ・だれが・どうして・した」のパーツごとに説明できる状況に仕上げる。解答時には資料の縦軸や横軸、表タイトルから押さえるべき情報を読み取る。
②長期にわたって発生する出来事など、中心になる出来事を押さえる。
③志望校や目標点ごとに焦点を当てる単元を変える。
 例→60点目標の為、苦手な歴史は控えめに地理と公民の完成度を上げる。

受験対策について

過去問で出題傾向を把握し、弱点を克服することが重要です。
基礎をしっかり固めた上で、過去問に繰り返し取り組み、応用問題にも対応できるようにすることが合格への鍵となります。
社会の論述問題、数学の作図問題、英語の条件英作文などの対策にも取り組みましょう。

特色

教育方針

学年制と単位制の利点を組み合わせた「進学型単位制」を導入し、幅広い科目選択を実現。
・50分授業、週34単位(隔週土曜日授業、月・水曜日は7時間目を設定)
・1年次 英数国を中心に共通科目を学習し、学力の基礎をつける。
・2年次 自らの進路を見据え、文系・理系に分かれ、大学受験に対応する力を身につける。
・3年次 進学型単位制の利点を生かし、進路実現のため、実践的な授業に臨む。

学校行事

6月 球技大会、水泳大会(1年) 9月 くすのき祭(文化祭) 10月 陸上競技大会、修学旅行(2年) 11月 強歩大会

クラブ活動

【運動部】:関東大会 陸上競技部 剣道部 水泳部

【文化部】:世界大会 物理部(第7位) 全国大会 物理部(第2位) 地学部(入選1等・銅賞) 生物部(銀賞) 新聞部 弦楽合奏部 古典ギター部 書道部 関東大会 音楽部(金賞)

・その他 科学の甲子園全国大会(第7位・特別賞) など

進学実績

国公立大学合格者 186(125)人 ( )は現役 国立難関大* 78(42)人 * 旧帝大+科学大・一橋大・国公立医学部 国公立医学部*2 8(2)人 *2防衛医科大を含む 現役四大進学者(226人)の内訳は、約半数(114人)が国公立大学、約2割強(52人)が最上位私立大学(早慶上理)、約2割弱(38人)がGMARCHへ進学。

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