河南高等学校（かなんこうとうがっこう）

公立

大阪府富田林市｜公立｜共学

基本情報

大阪府富田林市にある公立・全日制普通科校。「授業第一」「部活第一」「行事第一」、生徒は常に礼儀正しく、明治以来１１０年を超える南河内地域の伝統校として、地域とともに歩んでいます。スローガン「強い河南・優しく華やぐ河南」のもと、学習・部活動・学校行事に全力で取り組む“文武両道”が特色。英検受験の推進や少人数授業、模試・講習、自習室運用を含む進路支援が整い、2年次からは文系／理数・医療系／eコース（教員養成・国公立志望）の3コース選択で多様な進路に対応する。学校に対する生徒・保護者からの満足度も高い（令和2年度で約90%）学校です。

所在地

〒584-0038　大阪府富田林市錦ヶ丘町1番15号

アクセス

近鉄長野線「富田林西口」駅より徒歩約8分
南海高野線「金剛」駅より東に、自転車で約15～20分

沿革

前身は1906年の富田林高等小学校付設裁縫女学校。1912年に南河内郡実科高等女学校を開校（この年を創立とする）。1921年に大阪府立河南高等女学校、1928年に大阪府立富田林高等女学校へ改称。1948年の学制改革で大阪府立河南高等学校となり男女共学化、工業科を経て普通科に一本化。2012年に創立100周年、2022年に創立110周年を迎えた。

偏差値

普通科	56

学部・コース

普通科（文系／理数医療系／eコース）

2年次からは生徒の希望進路に応じて「文系」「理数医療系」「eコース（教員養成・国公立志望）」の3コースに分かれる選択制を導入しています。

【文系】
国語・地歴公民・英語を中心に、共通テスト・私大対策まで段階的に学力を伸長。

【理数・医療系（看護士・療法士・栄養士方面）】
数学・理科を強化し、看護・リハビリ・栄養など医療系進路にも対応する編成。

【eコース（教育志望・国公立志望）】
将来の教員志望や国公立大進学を見据えて、発展科目・大学連携等で学びを深める。

入試傾向と対策

試験科目別対策

国語

配点	90点
合格目安	7割程度
傾向と対策	【傾向と対策】基礎的・標準的な内容の文章を正確に理解する力を問う問題を中心に、問われたことがらについて適切に表現する力を問う問題を合わせて出題される。自分の意志や考えを論理的に表現できる力を養っておく。限られた字数で文章を組み立てたり、自分の意見を具体的に表現したりできるようにしておく。

数学

配点	90点
合格目安	6割5分程度
傾向と対策	【傾向と対策】「数と式」、「図形」、「関数」、「データの活用」の基礎的・標準的な事項についての理解を問う問題を中心に出題される。幅広い領域からの出題なので、全領域の基本的な内容を復習し、しっかりと身につけておくことが大事。自分が受験する問題の形式や設問のテーマ、難易度を理解し、傾向をつかみながら演習をしておこう。

英語

配点	90点
合格目安	6割程度
傾向と対策	【傾向と対策】【筆答】基礎的な語彙・文法についての理解を問うたうえで、基礎的・標準的な内容の英文を読み取る力を問う問題を中心に出題される。【リスニング】自然な口調で話された英語からその具体的な内容や必要な情報を聞き取る力を問う問題を中心に出題される。長文問題が出題の中心になる。内容については中・高校生の実生活、生物や社会問題、日本の文化などが取り使われるので、日ごろからこの種の長文になれておこう。リスニング問題は、ネイティブスピーカーの話す英語に慣れておく必要が有り、しっかりと練習しておこう。

理科

配点	90点
合格目安	6割5分程度
傾向と対策	【傾向と対策】各大問は、基本的な内容の小問を集めた構成になっている。問題文が長いので、問題文を読み解く力が必要になる。選択式を中心に、語句や計算などの記述式、短文説明で出題される。「物理的分野」力、電流、運動とエネルギーについて、グラフ、表からの思考力と計算力を問われる。力、電流、運動とエネルギーについての計算問題を練習しておこう。「化学的分野」気体、水溶液、化学変化について、実験、表、グラフ、を用いた問題で理解力を問われる。化学反応式、イオンの化学式、気体や水溶液の性質、中和反応は重点的に学習が必要。「生物的分野」実験・観察から、基本的な事項の理解力や考察力を問われる。実験・観察が重要。植物や動物のつくりと分類、遺伝は要点をまとめておく。「地学的分野」基本的な語句などの理解力を問うとともに、総合的な考察力や思考力を問われる。まとめを中心に学習する。天体、気象、岩石は確実に理解しておく。

社会

配点	90点
合格目安	6割程度
傾向と対策	【傾向と対策】問題数は多くないが、組み合わせを選ぶ問題などが有り時間配分を考える必要がある。分野別の小問数は、歴史が4割近く、次に公民、地理という割合になっていることが多い。分野をまたいだ融合問題も出題されている。「地理的分野」特定の地域に限った問題の他に歴史分野などとの融合問題として出題されている。世界地理を中心に学習し、関連する日本の各地方の特色などについてまとめておくとよい。地図帳・資料集を活用することも大事。「歴史的分野」広い時代にわたって政治的・外交的・文化的などが問われる。日本史・世界史ともに各時代の重要な出来事と関連人物を、自分で年表を整理し流れとともに覚えておく。「公民的分野」日本の政治・経済の内容だけでなく、国際関係や時事的な問題も出題されることが多い。教科書や資料集に出てくる用語や巻末の資料をおさえておく。時事問題にも関心を持ち、新聞やニュース・インターネットなどで情報をおさえておく。

受験対策について

河南高校は倍率のタイプがⅠタイプなので受験時の得点の比率が高くなります。内申点はほぼ4の子が多数なので1年生からのテストをきちんと受けることや提出物は必ず怠らないようにしておきましょう。
全体的に基本的な内容は確実に答えられるようにしておきましょう。
問題をたくさん解いて演習し、過去問演習とやり直しを中心に穴をなくしていくことで対策していきましょう。

特色

教育方針

「強い河南・優しく華やぐ河南」をスローガンに、伝統ある自由な校風の中で、未来社会を見据えた多面的思考・洞察力・判断力と、課題を検証・探究する姿勢を備え、教育・医療・先端科学等でリーダーとなる人物を育成。学習面では主体的・対話的学習の重視、実践的英語力の育成、eコースによる教員養成、自治会を中心とした行事運営を通じた主体性・協働性の涵養。