教室ブログ

2022.09.09

【結局また、「型」の話】

 こんにちは。WAM河北校です。本日は9月9日、お彼岸まで後10日余りですが、夕晩は、もうクーラーが

肌寒くなる位、使用頻度が減った様な感じが致します。少しずつ涼しくなって来ていますね。また、明日は

中秋の名月で、奇麗な満月を見たい所ですが・・・和歌山の方では難しい様ですね(汗)一瞬でも拝見出来

れば、と思う所です。さて、幾つかの学校では、9月に定期テストが実施されますが、所によっては、高校

は今月末から、中学校は来週からですね。準備の方は進んでますでしょうか?その中でも国語の文法に四苦

八苦している方はいらっしゃるでしょうか?例えば、中2生の方では、「用言の活用」を学習されていると

思います。まずは、「言葉(用語)」と「それらの意味」を「体系化」して下さい!こんなの習って何にな

るねん!・・・言い換えれば「ちゃんと日常会話出来てたらそれでええやん!」・・・確かにそうなのです

が、一度改まって「教科の形」で「言葉の種類」を意識した学習をする事は、一度「自身の言葉遣い」を見

直してみる機会になるのではないかと思うのです。先程「体系化」と申しましたが、一つ一つの用語を、

「言葉の種類(分類)」・「活用形」・「活用の種類」のそれぞれにきちんとグループ分けしましょう。ま

ず「言葉の種類」から、「用言」は、動詞(動作を表す言葉、言い切りの形が「う」段で終わる)・形容詞

(状態を表す言葉、言い切りの形が「い」段で終わる)・形容動詞(状態を表す言葉で、「~だ」の形に言

い換えられて述語になる)の3品詞(言葉の種類の意)、体言は(とりあえず)名詞(事物の名前等)・代

名詞(いわゆるこそあど言葉等)の2品詞が有りますね。「活用形」は、「未然形」「連用形」「終止形」

「連体形」「仮定形」「命令形」の6種類ですね。もうご存じの方もいらっしゃるでしょうが、各活用形の

一文字を取って「み・よ・し・た・か・め」(見よ、下亀)で覚えましょう!そして、それぞれの活用形に

続く「形」をせめて「ない(未然形)・う(未然形)・ます(連用形)・た(連用形)・て(連用形)」ま

でで良いですから、音読した後、出来れば暗唱しましょう!そして、活用の種類分けは、例えば、動詞であ

れば、「~ない」に続ける形に「~」の部分の伸ばし音で確認しましょう。「未然形」から「命令形」まで

の順番で、

「あ」であれば「あ・い・う・う・え・え・お(7番目は一周して未然形)」と「あ」~「お」まで活用す

るから「五段活用」、「い」であれば「い・い・う・う・え・お・お」と五十音中央「う段」の一段

「上」、「い」~「お」まで活用するから「上一段活用」、「え」であれば、「え・え・う・う・え・お・

お」と五十音中央「う段」の一段「下」、「え」~「お」で活用するから「下一段活用」、そして「来る」

は「カ行変格活用」、「する」や「~する」等は「サ行変格活用」ですね。「用言の活用」ひとつの単元学

習するだけで、本当に面倒臭いですね。でも、これは所謂学習の「型」の一つだと私自身は思っておりま

す。最近は、スマホ内の機能やパソコンの使用が日常化して、「書く」と言う作業が、正直億劫な気分の時

も手伝い、私自身も減った気がしております。手指の動きが「書く」と言う作業の「習慣化」の薄れによ

り、「脳」の方も「あの時この時こういう事を行って経験した」と条件反射的に記憶して覚えていないので

すね。「こういう時」の「必要な動き」と言う物は、きちんと「積み重ね」によって「習慣化」されていな

いと、「ここぞ」という時に適切な「動き」を果たせないのだと思います。極論を言えば「書く」事が面

倒、もしくはそれに対して時間的な制約が有るのであれば、「声に出して」自分の耳に聴かせる「音読」と

言う方法が有ります。本当は、「書く」手指の動きを同調させて「音読」を重ねる事が理想ですが、「書

く」事がどうしても敬遠されるのであれば、「自分の声」を自分の耳に聴かせて欲しいですね(笑)勉強と

言う意味だけでなく、事実・経験として「いつ、何をやったか?」位は「覚えておける」と思うのです。時

間が経って、記憶が朧(おぼろ)げになり出したら「そろそろもう一度振り返るべき時だよ」と言う頃合い

ですが、出来れば、例えば一日経ったら、もしくは二日後に「必ずもう一度やる」と決心して、「自分の気

持ち」で「自学」で励んで貰えればと思う所です。一回では何事も基本「記憶」出来ないでしょうから。

「暗記」では無く、「記憶」です。もっと言えば、「一つの知識」の学びでは無く「学問」としての意味

で、「分からなかった事が分かった」「納得出来なかった事が納得出来た」「出来なかった事が出来る様に

なった」等、「抽象的」な表現になりますが、これらの多少な「爽快感」や「達成感」は、そして次の「学

び」への「意欲」や「繋がり」は様々な学びに通用する「普遍的」な物だと思います。ただ、その「記憶」

の積み重ねによる「爽快感」や「達成感」を得る為には、理解出来る・納得出来る為の「言葉」が必要だと

思うのです。「努力は(必ず)報われる」と言う物言いを時折聞きます。私からすると・・・否定する様

で、申し訳ございません。もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、(必ず)報われるのであれば、

恐らく、不平不満など誰一人持っていないでしょうし、明暗も分かれていないですよね(汗)。多分、私か

らすると「報われないから努力する」と表現した方が「正しい」とまでは申しませんが、「自然」かつ「現

実的」でしょうか?・・・故に、言葉の裏を読んで見ると、そうおっしゃっている方は「報われて来なかっ

た事」が余りにも多かった故に「それ以上の努力の機会」を積んで来られたのはないか?と私自身は考えて

しまうのですね。つまり、今更かもしれませんが「言葉通りに鵜呑みにしないでくれ」と言う事だと私自身

は感じます。「100努力したら1つは報われる」位の解釈でしょうね。「単純」で「当たり前」の事程、

「習慣化」すると言う事は、実は本当に難しい事だと思います。その足掛かりとして「型」や「基本」が有

ります。私の分かる範囲にはなりますが、恐らく以降も「まずは、「基本」が有るから、「型」通りやって

みよう」と申して行きます(笑)ですから、まずは「型」通りにやってみましょう!・・・すみません、別

のお話を致そうと思ったのですが、結局、また「型」の話になってしまいました・・・。涼しくなってきて

おりますので、風邪などひかず、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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