教室ブログ

2021.10.25

学力診断テストに向けて

皆さんこんにちは。Wam種池校の車です。

 

福井県の高校受験の大きな特徴として、11月に県内のすべての中学3年生の生徒が受ける「学力診断テスト」があります。

高校入試とは別の試験ですし、入試の得点に加算されるわけではないのですが、問題の形式が高校入試に非常に近いこともあり、進路指導においてとても重要視されます。

つまり、このテストの点数が不足していると、自分の挑戦したい高校を受験させてもらえないということがありえるということです。それくらい重要な試験です。

 

今年は11月9日と10日に学力診断テストが行われます。もう残り二週間となり、種池校では中3の生徒の皆さんにはこの試験の対策授業を行っています。

普段より多く授業を受けてくれている生徒さんも沢山いますし、毎日のように教室に来て自習をしている生徒さんもいます。

今までに学んだすべての内容が試験範囲となるため、短期間で全範囲の対策を授業でしつくすことはさすがにできませんが、この試験の特徴を知ることで点数がとりやすくなるという面も少なからずあるので、以下に紹介します。

先ほど述べた通り、2月に行われる高校入試とも共通する部分は多いです。

 

・国語の現代文は全体的に読みやすい文が出る。設問も特に変わったものが出ることは少なく、正統派の問題。

・逆に古文は全体的にやや難しい。中学生の知識でここまで読み取らせるのはちょっと無茶じゃないか?と思うような問題もときには出る。最初の仮名遣いの問題だけは確実に正解できるようにして、残りの問題は多少勘が入っても仕方が無い。むしろ古文で時間をかけすぎて他の問題(特に最後の漢字問題)が解けないということがないように。わからないものはわからないという割り切りも大事。

・最後の大問が漢字問題となっている。時間切れで漢字問題が解けないのはあまりにももったいないので、早く解ける自信が無ければ最初に漢字問題を解くのがおすすめ。

・英語は問題数こそ多くはないが、文章が長く、長文読解問題の割合が非常に大きい。長文読解は結局のところ単語の知識量で勝負がつく部分が大きいので、単語の暗記はとても大事。文法の理解がある程度甘くても単語さえ知っていれば文章の概要は掴める。英語の文章を読む速さに自信が無い生徒は長文問題を解く練習が必要。

・作文はどんなに自信が無くても絶対に空欄にはしない。何かしら文が書けていれば、ある程度点数は与えられる。確認テストや模試よりも本番の方が採点が甘い可能性も高い。長文で時間切れになる恐れがあるなら、先に作文をやるのが良い。また作文は、自分が本当に書きたいことを書こうと固執せず、あくまで自分の書ける英語で文を作るのが大事。使う接続詞や助動詞など、自分の得意なレパートリーをいくつか持っておくと良い。

・数学はとにかく1ページ目の問題で極力点数を取りこぼさないように。ただし作図の問題だけは少し癖があり、ひらめきが必要な問題が多い。少し考えてわからなければ飛ばすのが良い。

・2ページ目以降は、問題文が長いものが多い。文章題に苦手意識がある人のやる気を奪うような問題だが、一見ややこしいようで実は単純だったり、各大問の後半は難しくても(1)や(2)だけは簡単であることが多い。どんなに不安になっても、1点でも多く点数を稼いでやるという姿勢を忘れずに。特に規則性の問題や方程式の問題は(1)だけならほぼ誰でも点数がとれるレベルの問題が多い。

・証明問題は毎年同じくらいのレベルの問題が出る。また、内容はほとんど三角形の合同証明問題。数学の問題集を開くと様々な証明問題があるが、いろんなことをやろうとせずに三角形の合同証明問題をひたすら練習するのが良い。

・図形問題のうち、長さ、角度、面積、面積比を問われる問題はわからなくても見た目で大体の値を答えれば意外と当たる。特に角度と面積比。角度は困ったら15の倍数で。

・理科と社会科は全体からまんべんなく出題される。得意な所を増やすという発想ではなく、苦手な所を少しでも無くすという考え方で勉強をするのが良い。理科と社会科はこれまでに受けてきた確認テストや模試などの大問ごとの得点を見ると、自分の苦手な分野がよくわかるはず。苦手な所、知らないことをなくすというシンプルな勉強を試験直前まで怠らないこと。五教科のうち、直前の勉強量が特典に反映されやすいのが理科と社会科なので、まだまだ頑張ってください。

 

以上が傾向とアドバイスです。

皆さんの健闘を祈っています。

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