教室ブログ

2021.10.09

【文系大学院のお話②】生活について

こんばんは、個別指導塾Wam沢之町校です。

今回は、文系大学院の1日の生活についてお話します。

 

「大学院に行ってみたいけど、何してるのかな…?」

という院進学検討中の人の参考になればなと思います。

 

院生(文系)のおおまかな1日は下記のような構成です。

割とスタンダードな院生(文系)のスケジュールの概要です。

 

  1. 授業の予習+授業
  2. 研究+研究関連の勉強
  3. バイトと息抜き

 

1:授業の予習+授業

文系修士も学部生と同様に授業があります。加え、授業の予習も生活の時間の多くを占めます。

授業は「論文」の輪読、あるいは「史料」の解読といった授業が多いです。

 

*授業の例

  •  〇〇ページから〇〇ページまで、訳を中心にレジュメ作成(予習)
  • 研究室の皆で各分担パートのレジュメ発表(授業)
  • 気になったところを随時質問(授業)

 

といった感じの授業です。

 

修了条件の単位数を要チェック

大学院(修士課程)でも学部時代同様に、授業を履修し必要単位を満たす必要があります。

修士課程は基本的には2年館で30単位が修了条件がほとんどのようですが、大学院によっては異なることがあるのでチェック必須です。

ただ修士2年の後期(夏休み以後)は、修士論文執筆に時間のリソースを全て投下する勢いが大切です。

 

2:研究+研究関連の勉強

院生(文系)は授業とレポートやテストを終えて完結するのでなく、2年生の2月頃に「修士論文」をまとめて提出します 。

「修士論文」の完成を目指し、授業以外の時間で「研究」をする、というのが院生の生活の大半を占めます。

 

「ん?修士論文のための研究って?」という人に向けて改めて整理します。

 

  • 教科書を読むことが「勉強」
  • 教科書を書くことが「研究」

 

と定義付けされてます。

 

換言するならば…

 

  • 勉強は「すでに知られていること」を「知ること」
  • 研究は「未だ知られていないこと」を「知れる状態にする」

 

と言えますね。

大学院は「研究する場所」の性質上、今まで知られてることをアップデートできる新規性(オリジナリティ)が強く求められます。

 

 

3:バイトと息抜き

院生(修士課程)のおすすめバイトは下記の4つです。

 

  1. TA(ティーチング・アシスタント)
  2. 学内図書館のバイト
  3. 塾、予備校講師・家庭教師
  4. 高校・中学の非常勤講師
  5. 治験バイト

 

  • どこか研究に関連する
  • 頭脳を休めるリフレッシュ 

 

の条件で院生はバイトを見つけるといいですね。

そしてバイト代を研究費(書籍代とか)にまわすのが修士課程の学生なのかなと思います。

 

経済的にはきつきつで苦学生のレッテルを貼られがちですが、研究活動で培った学識・知見は将来に渡る投資です!

 

 

修士課程の2年間は一瞬で終わる

 

以上!院生(文系)の1日の内訳を紹介してみました。

1日の大半の時間を文献・論文と睨めっこの院生(文系)。

フィジカルに移動する時はあまりない分、あっという間に時間が過ぎさっていく感覚のようです。

皆様も充実した院生生活を送ってくださいね~!

 

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