教室ブログ

2021.09.25

【理科】フッ素に感謝

新潟県の子供の虫歯の少なさは、全国でもトップクラスです。

その理由が、フッ化物塗布です。

もともとは、1970年に、弥彦小学校でのフッ素洗口から始まり、

その後、フッ化物塗布の有効性が認められて、現在に至ります。

 

息子も、定期的に歯医者さんに通って、フッ化物塗布をしてもらっています。

さて、このフッ化物塗布に含まれているフッ素という原子は、

原子の中でも、特に化学反応を起こしやすい原子として知られています。

 

とにかく、すぐに他の原子と爆発的に反応するため、

フッ素そのものを取り出すことは、とても大変なことでした。

フッ素を取り出す際に、爆発に巻き込まれて、何人もの化学者が命を失いました。

最終的には、フランスの化学者 アンリ・モアッサンが、フッ素の単体分離に成功して、

1906年のノーベル化学賞を受賞しています。

 

今こうして、息子に虫歯がないのも、

化学者たちの尊い犠牲のおかげなのだと、感謝しています。

 

けど、このことは、決してフッ素に限ったことではありません。

今の私たちの便利な生活があるのは、過去、現在を問わず、

多くの方たちの献身的な努力によるものです。

 

なぜ勉強しなければいけないのか?という質問は、常に受けています。

今は、確かに勉強が何の役に立つのか分からないけれど、

もしかしたら、いつか、他の人の役に立つかもしれません。

人のためになるということは、素晴らしいことです。

そんな風に、前向きに考えてみましょう。

 

中山校  渡辺

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