教室ブログ

2021.07.20

暗記と考えることって本当に別物なのか?

皆さんこんにちは。Wam種池校の車です。

 

理科が苦手な生徒さんに、理科のどこが苦手?と聞くと、大部分の人が「計算問題」と答えます。

数学がちょっとできるけどそんなに得意ではない生徒さんに、苦手なのはどの辺?と聞くと、「証明とか」と答える人が多いです。

 

「語句や解き方を覚えれば解ける問題は大丈夫だが、考えなければ解けない問題は無理」という意識を持っている生徒さんが多いということなのでしょう。

しかしその考え方はもったいないです。

私から見ると、勉強をそのように分類してしまうこと自体が、苦手意識を増大させているように思えます。

理科の計算問題も、数学の証明問題も、少なくとも高校入試までのレベルにおいては、実は非常にワンパターンです。みなさんの言う「覚えれば解ける問題」の延長線上にあります。

そのように見えない理由は、単なる練習不足であることが多いです。

 

暗記することと、物事を自分の頭で考えること。この2つを全く別物と思ってしまうことこそが、みなさんの成長を妨げてしまっているのではないか?最近多くの生徒さんと話をする中で、そんな風に感じています。

 

考える力のある人は、知識の量が多く、なおかつ頭の引き出しの中に整理された状態で知識が入っています。

多くの知識を整理して頭に入れられる人は、自分の頭の中で知識を嚙み砕く力を持っています。

つまり、暗記することと考えることは密接に関係しており、どちらも学習には不可欠な要素なのです。

 

「従来の暗記重視の教育は良くない、もっと子供たちに考えさせるような授業をするべきだ」という言葉をよく耳にします。

なんとなく良い言葉のように聞こえてしまうのですが、私はあまり好きではありません。

まず知識を持たなければ、何を思考すれば良いかもわからないし、物事が正しいのか間違っているのかを判断することもできません。

社会人になって、「結局信用できるのは知識のある人だ」ということを実感する機会も多いです。

「暗記なんてしょうもない」という言葉に逃げずに、まずは暗記から勉強を始めましょう。

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