教室ブログ

2021.06.30

【数学】どうして、かけ算なのに、小さくなるの?

かけ算というのは、かければかけるほど、

数字がどんどん大きくなっていく⤴というのが普通の感覚です。

 

ところが、小学生の算数で小数や分数のかけ算を習うと、

タイトルのような疑問が出てきます。

保護者のみなさまも、お子様から質問されて、

うまく答えられなかったという経験が、おありではないでしょうか?

 

最初にこの質問を受けたときは、

素朴な疑問ながら、いいところに気が付くなぁ~

と感心したものです。

 

さて、例を挙げてみましょう。

4×5=20と4×0.5=2で、説明します。

 

4×5=20では、

4に5をかけたので、4より大きい20になった、というのは納得がいくと思います。

ところが、4×0.5=2だと、

4に、0.5をかけているのに、逆に4より小さくなっています。

 

なぜ、かけているのに小さくなってしまうのかという説明はいろいろありますが、

あまり理屈っぽくならず、むしろ具体的な例を使った方が、分かりやすいでしょう。

 

身近な例で行きます。

 

[問]1m 100円のロープがあります。

これを、80cmつまり0.8m分買うといくらですか?

 

1mよりも短い長さのロープを買うわけですから、

当然100円よりは、安くなりますよね。

こういう大雑把な大小関係を把握する感覚は、とても大事です。

 

実際に計算すると、

100×0.8=80 となり、80円が答えです。

 

ほら、かけたのに小さくなることもあるでしょう!

 

素朴な疑問は、とても大切です。

発想の豊かさを感じます。

こんなこと聞いたら恥ずかしいな、とは思わず、

分からないことは、どんどん質問しましょう。

 

中山校  渡辺

 

 

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