教室ブログ

2021.06.15

音読のすすめ③ その驚くべき5つの効果

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

 

脳を活性化させる働きを持つのが、「音読」です。そして、「音読」によって特に活性化されるのが、脳の最高中枢ともいわれ、人間が人間らしい活動をおこなうために働く部位である「前頭前野」です。

今回は、その「音読」の絶大な効果についてまとめます。

 

①記憶力UP

「音読」とは、目で見て頭の中にインプットした文章を、声に出してアウトプットし、そしてさらに耳で音声として再認識するという行為です。つまり、「反復学習」を行っているわけで、当然、記憶として定着しやすくなり、記憶力UPにつながります。実際、2015年にカナダのウォータールー大学が「音読」により記憶力が高まるという論文を発表しています。

 

②判断力UP

「音読」により脳が活性化されます。脳が活性化されるとは、脳内の神経ネットワークがよりスピーディーに、より複雑になるということです。つまりは、複数情報の同時処理が得意になるということで、物事を素早く、的確に判断することができるようになるということです。

 

③集中力UP

前頭前野が何らかの原因で障害を受け、その機能が低下すると、「意欲が低下する」、「注意散漫になる」、「感情を抑制できなくなる」という症状が現れます。よって、「音読」により前頭前野を活性化することは、「意欲を高める」「注意深くなる」「感情を抑制できる」ことにつながります。

 

④ストレス緩和

脳が活性化されると、「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質が脳内で盛んに分泌されるようになります。「セロトニン」は別名「幸せホルモン」とも呼ばれるもので、「幸福感」をもたらせてくれます。

「セロトニン」が分泌されると、物事を前向きにとらえるようになり、疲れを感じにくくなり、安定した精神状態を保てるようになります。

 

⑤コミュニケーション力UP

「音読」により判断力が向上すると、会話を先回りして考えることができ、会話のタイミングをはかれるようになり、言うべき言葉が思いつくようになります。また、「音読」より集中力が向上すると、話し相手の表情や感情を読み取れるようになります。さらにセロトニン効果により、人と話すことの恐怖心が薄れ、人としゃべる勇気が出てきます。まとめると、「音読」は人と会話するのに必要な能力を高めてくれる効果があるといえます。

 

繰り返しになりますが、「前頭前野」は人間の精神活動を司る、脳の最高中枢です。そして、この「先頭前野」は20歳前後で成熟するといわれています。小さな子どもがじっとできなかったり、駄々をこねたりするのは、この「前頭前野」が未熟であるためです。「音読」によって「前頭前野」を鍛えることを切に願います。

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