教室ブログ

2021.06.02

vol.15 自己肯定感の高い生徒、低い生徒

こんにちは。個別指導Wam香川、多肥校・東山崎校、統括教室長の木村大輔です。

 

最近「自己肯定感」という言葉をよく耳にします。

「自己肯定感を高める」というワードは、書店などにおいて教育関連や子育の書籍、雑誌などでもよく見るようになりました。

「自己肯定感」とは自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。と辞書に書かれています。

要するに、そのままの自分を認め受け入れること、自分は価値がある存在だと受け入れられることです。

 

日本の子どもたちは、諸外国と比べても自己肯定感が低い傾向にあります。このことは、青少年教育振興機構や文部科学省が行っている「全国学力・学習状況調査」(平成28年)の分析をもとにみても「自分はダメな人間だと思うことがある」に対し「とてもそう思う・まあそう思う」と答えた高校生は72.5%もいます。

となりの韓国は35.2%でアメリカ45.1% 中国56.4%とあり自分に対する肯定的な意識が他の国と比べるとかなり低い状況であることがわかります。

文部科学省でも「我が国の子供たちの自己肯定感が低い要因を分析するとともに、必要な対応策を検討する。」と言われており、未来ある子どもたちのために必要な意識なのです。

 

では、日本の子どもたちはなぜ低いのか、自己肯定感は10歳ごろから下がっていっている ことが分かっています。子どもの年齢が上がるにつれて、自己肯定感が下がっており高校生になるとさらに低くなると言われています。

その理由として、日本の子どもは「テストの点数」や「偏差値」が低いとそれが「自分の価値」だと思い込んでいる傾向にあるからです。

 

小学校4年生ぐらいになると、テスト結果から学習に対する意識が徐々に変わるという保護者も多いと思います。さらに中学生になれば定期テストなどが始まり、テスト結果や成績などを通して順位が視覚化され、無意識に順番付けがはじまります。さらに高校生は「偏差値」が身近になり学力の優劣が誰の目にも明らかになります。このように、学校における生活で自然と自己肯定感が低下していることがわかります。

 

では、自己肯定感を高めるために一番大切なのは、「言葉の力」です。

 

小学生をはじめ、中高生は定期テストの結果や順位表が返却されています。先日ある生徒が理科のテストで80点以上の結果を出し本人も「先生やったよー!過去最高や。」と喜んで報告してくれました。ただ英語が苦手で50点代でしたが、また次は頑張ると前向きでした。あまりにも嬉しそうだったので、お母さんにテストを見せたかと尋ねると、少しうつむき加減で「理科は良かったけど、英語がひどくない?理科はもう出来るんだから英語を頑張ってね。」と言われたそうです。

 

多くの保護者は、どうしても良かった点数より悪かった点数に目が行ってしまい、チクリと嫌味を言ってしまったりすることがあると思います。褒めていると言えばそうかもしれませんが、子どもからすると決して褒められたとは感じず、英語のテストで注意されたように感じているはずです。

 

もちろん、報告を受けて一番に喜んでいるのはお母さんです。子どもの成績があがって嬉しくないお母さんはいません。ただ、なかなか自分の子どもに面と向かって褒めるのは照れ臭いですよね。

ただ、お母さんにしかできないことです。子どもはお母さんに認めてほしいと常に思っています。ご家庭における子どもとの会話を、少し意識することで自己肯定感は高まり、おのずと成績は自然に伸びると言われています。

 

その子どもを認めてあげる承認すること「褒めることがあれば、徹底してほめてあげる。」ですが、あくまでもさりげなくです。「明るく・さりげなく」そうするとマイナスの言葉は減ります。プラスの言葉を意識して使いましょう。「いいね・すごいね・さすがだね」「ありがとう・うれしかったよ・助かったよ」などの笑顔になる言葉をご家庭で使うと家庭内も変わります。

 

 

Wam多肥校では授業はもちろん普段の関わりにおいて、常に小さな成功体験(スモールステップ)につとめています。

生徒一人ひとりにマンツーマンでの指導を行い、自分の力で出来るという達成感(喜び)をたくさん経験することで。さらに講師からの承認により、自分はやれば出来るんだという満足感(自信)を身につけています。自己肯定感を高めることでテスト点数(成績)があがり結果としてあらわれます。

 

学習だけでなくこれから先、たくさんの困難にぶつかって挫けそうになった時でも、「自分ならまだやれる」と思うのか、それとも「自分なんてもう駄目だ」と思うのか、この違いによって、きっと人生の歩みは変わってきます。

自分を前向きに信じてあげられるか、信じられないかの分かれ道になる土台は、自己肯定感をどれだけ高められるかだと言われています。

 

 

 

 

 

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