教室ブログ

2021.12.22

学習塾に通う高校生は増えている?

学習塾は、高校受験のために通う場所と考えるご家庭が大半でした。しかし、教育改革が目まぐるしい昨今、塾の必要性やその在り方も変化しています。実際、高校に進学しても、継続して通われている生徒さんが増えています。

 

 

■中学と高校、そんなに違うのか?

「中学と高校ってそんなに違うの?」とよく聞かれますが、答えはYesです。学習の質も量も大きく異なります! 中学校と比較すると、高校では科目数が増え、難易度も上がります。この違いを知らずに、中学校時代の意識のまま入学し、気付くと成績が下がっているという高校生がとても多いです。これは優秀な成績で入学した生徒も例外ではありません。

 

中学と高校の学習量を比較すると、ざっくりですが、約10倍の差があります。そのため、予習・定期テスト対策・受験勉強等、早め早めの対策が必要です。中学生の時のように、「テスト前に勉強すれば大丈夫」・「部活動が終わったら受験勉強頑張ろう」では、遅れをとってしまい、志望校変更を余儀なくされます。

 

 

■高校生を取り巻く教育情報

2022年度から高等学校新教育課程(新課程)が施行予定です。 現在、高校生の方が受ける影響は大きくない可能性もありますが、必要な情報ですので記載いたします。

 

新課程の背景:実学(理論よりも実用に重きを置く学問)重視の風潮

新課程の傾向:実学・実利が重視されたカリキュラムが想定される

 

例)
・国語:「現代文B」が、新課程で「論理国語」(実用的文章中心)と「文学国語」(文学・古典中心)に分かれる
・数学:「数学B」から、ベクトルの単元を新課程の「数学C」に移動(→文理選択で、文系を選択する方はベクトルを学校の授業で習わない場合も!)
・“探究”を冠する科目の新設:「総合的な探究の時間」、「地理探究」、「数理探究」など。思考力・判断力・表現力の教育を教科化(大学入学共通テストの重視内容に関連)

 

 

社会の変化に対応すべく教育の内容も変化の一途をたどっていることが見えてきます。高校生の学習においても、これまでの経験則が通じなくなってきています。現行過程であっても、新課程であっても、中学時代のような単位取得のための場当たり的な勉強ではなく、大人になっても通用する、自分自身を高めていけるような、自律した学習法が必要となっています!

 

 

■最後に
全国的にも高校生の通塾者・通塾率は、ともに増加の一途をたどっています(文部科学省調査による)。しかし、実は都心部と人口5万人未満の地方では高校生の通塾率に10%以上の差があります。次のライバルが「地域の生徒」ではなく、「日本全国の生徒」であることは間違いありません。

 

Wam呉羽校では、一人ひとりのつまずきの予防・解消、学習プランニング、学習アドバイスなど、5年後・10年後の夢実現にむけサポートしております。

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