教室ブログ

2021.04.23

【会話】

こんにちは。Wam四箇郷校です。4月も早や下旬で、今週後半は特に汗ばむ位になる程、暖かかったですね。そう申してみ

 

ると、この話をたまに出しますが、「暦の上」ではあと半月ほどで今年はもう「夏」なのですね。梅→桃→桜→ツツジ、と次

 

のお花は何であろうかと勝手に思案しておりますが、それぞれに「夏」の準備、もしくは準備の準備等は、もうされておりま

 

すでしょうか?今年のGW、皆さん「予定」はございますでしょうか?私自身も何をしようかと思うのですが、一つは先日申

 

した「北の国から」をもう一度見てみようとは思っております。後は、出来れば「ステイホーム」で出来る事に時間を費やせ

 

ればと思うのですが、それでもやっぱり時勢に反する事かと思うのですけれど、前述の様な計画をしようとする分「人に会い

 

たい」と言う気持ちも勝手ながら出て来てしまうのですよね(笑)。なんとも気持ち上手くいかないものですが(汗)今回は

 

「論語」についてなのですが、1年半程前のブログにて、「噴せざれば啓せず、非せざれば発せず、一隅を以て――」と言う

 

一節を取り上げました。「もどかしくなる位自分で考えたり、何をどう表現すれば良いか悩む位にまでの姿勢にならなけれ

 

ば、私(孔子)は教える事はしない」と言う大意です。上から目線の物言いに見えそうですが、私自身「面白い会話」が成立

 

する本質が有る様に思うのです。「何」がどう「面白い」のかと感じる基準は、やはり人それぞれですが。自分の物言いに相

 

手が食いついてくれたり、それによってもっとお互いがお互いに気遣い無く考えをぶつける様な場面になったり、それがクイ

 

ズのやりとりと錯覚する様な場面になったり、正に台本無しのフリートークの様な場面になったり、と「面白さ」の定義は

 

色々あるかと思います。こちらに来て、約一年、直接授業を行わせて頂く機会が多くなり、至極当たり前の話なのですが「会

 

話」は「成立」しないとやっぱり「面白く」ないな、とつくづく思ったのですね。もう一つ「吾(われ)知ること有らんや、

 

知ること無きなり。鄙夫(ひふ)有り。来たりて我に問う空空如たり。我その両端を叩いて竭(つ)くす」と言う一節も有り

 

ます。「私は物知りではなく、例えば中々上手く物事を伝えられない人が私の所にやって来て質問したとすれば、彼の考えを

 

理解しながら、答えているだけだ」という意味です。「答えて」るってことは・・・結局物知りってアピールしてるんちゃう

 

んかい!?って突っ込みそうな所なのですが、恐らくそういう意味では無いのですよね。私自身の思いなのですが、ここで言

 

う「物」と言うのは、相手の事を全く「理解」していないと言う事を認めている事だと思うのです。「理解」出来ていない、

 

言い換えれば「虚心坦懐」の精神で、「会話」に臨んでいるのだと思います。実は、人の威を借りているだけで、自分では何

 

も学んでいなかったと言う事、個人的に有ったのです(汗)。借りなければいけない時も当然有るでしょうが、本来は、「教

 

えて貰う」と言う意味で、「教えて頂く方」のペースを乱さない為に、学ぶ方がきちんと出来得る限りの「用意」「準備」を

 

する事がやはり大事だと思います。「教える側」の「苦しみ」を慮らなかったと言う意味になると思います。ただ、それでも

 

形上「教える立場」とされている方も、実は一つ定義するとして、逆に「色々」な「教え方」を試行錯誤する機会を与えて

 

貰っていると意味では、いわゆる「弟子に教わる」と言う事なのでしょうね。一辺倒な事ではいずれ行き詰まる・・・行き詰

 

まって、周りのせいにしてしまうかも知れません。頭ごなしに「何でこんな事も分からへんねん!」「出来て当たり前や

 

ろ!」「考えたら分かるやろ!!」と相手に放ってしまうと、逆にその言葉通り「自分」が「そうなっている」のかも知れな

 

い・・・とも恐ろしく思います。先週申した、「言霊」と言う物でしょうね。「会話」を成立させるって本当に難しいと思う

 

のです。立場が「上」だと言う意味を錯覚して、正に「上」から「目線」で「人選」する様な振舞いをしてしまう時がもしあ

 

れば、恐らく「初心」を忘れて、自分中心で物事を見てしまって居るのかもしれません。あくまで理想としてですが、少なくとも60

 

歳で人の話をしっかり聞けて、70歳で何をしても弁(わきま)えの範囲を外れない様にしなければならないのでしょうか

 

ら、歳を重ねて「上」から見る事が出来れば出来る程、「教える立場」のあるべき「人格」と言うのは、やはり大事なのだろ

 

うとつくづく思います。ジャンルは変わりますが、「面白い漫才」ってやっぱり「会話」のレベルが凄く「高い」と思うので

 

す。腹を抱えて笑ってしまう「漫才」って中々無いのですが、とりわけ「中川家」の漫才と「アメリカザリガニ」の2組は

 

「面白い」のですね。「勢い」も有るのでしょうが、「人」を「良く見ている」上での「会話」が「キチン」と「成立」して

 

いるのですね。まだまだ、学ぶ事は一杯ありますし、「傾聴する」姿勢で出来れば「人」と会って「会話」したい・・・「人

 

に会いたい」ですけれどね。4/29(木)~5/5(水)まで、GWの休講期間を頂きます。色々な意味でリフレッシュの願いも

 

兼ねまして、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

 

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