教室ブログ

2020.12.11

【台形】

こんにちは。Wam四箇郷校です。あと10日余りで冬至ですね。お昼間は心なしか、異様に暖かいので、気を抜くとつい眠気

 

に襲って来られる感じです。後3週間程で、1年が終わろうとしています。個人的には、最近落ち着いた時間が出来ると、つ

 

いついふとですが、1年間を振り返ったりする時間が勝手に出て来ております。少しだけ気が早いかも知れませんが、皆さん

 

はどんな1年だったでしょうか?少し前になりますが、中島みゆきさんの詩集が10月初旬に発売されました。歌(うた)の方

 

ではなく、純粋な詩(うた)の方なのですが、私自身は未だ、一切手にしておりません・・・(汗)。そこで「ふと」思い出

 

したのが、そんなに前ではないのですが、「天理教」の新聞に掲載されていた中島さんの「台形」と言う詩をもう一度読み返

 

してみようかな~と思ったのですね。(※因みに中島さんは、亡きお父様も含めて天理教信者で、「糸」と言う曲を教祖の方

 

の結婚を祝した等の「ご縁」が恐らく有るのだと思います。片や、私自身は天理教信者ではございません(笑))それは先述

 

の、軽~くですが1年を振り返ってみた時の気持ちも手伝っての事でしたが・・・。台形と言う図形を人の人生の一通りに例

 

えた「詩」なのですが、国語的なマナーで一つ考えると、「台形」の特徴をきちんと念頭に置いた伝え方や、表現が必要なの

 

だと思います。「「台形」を描いてください」と言われて、どの様な台形を描くのかは人によって違うでしょうね。(多分)

 

無難に下底の長さが上底より明らかに長く、上下に伸びる2辺は気持ち同じ角度で繋がっている物だったり、もしくは気をて

 

らったか否かは分かりませんが、頭でっかちな物だったり、もしくは右側か左側かは分かりませんが、片方の縦辺だけが直角

 

に伸びていたり、どの様な形を描くのかは、描いてもらうまでは分からないでしょうね。台形を「自分の人生」として立ち

 

回っているとすれば、今はその「描いた台形」のどの部分を辿っているでしょうか?それは自分自身にしか分からないでしょ

 

うね。一周するだけでは済まないかも知れませんし、実は上り坂より、下り坂の方が急で、余計に「踏ん張らないと」いけな

 

かったり、もし下底を廻るとすれば図形の「内側」を平坦に歩く事が出来るのか、もしくは「外側」を何らかの方法で「渡

 

る」様な事をする羽目になるのか?直角の縦辺があれば、それはどうやって登ろうか?今本当に自分は何の障害も無いであろ

 

う上底のど真ん中を歩けているのか?でも頭でっかちだったら不安定だろうし・・・等、今、「自分はどの辺りに居るの

 

か?」と一つの概念に例えて落とし込む事は、時折自分を客観的に見る意味では大事なのでしょうね。例えば、友達や家族

 

等、身近な人達が「頑張っているよ」とか「そんな事ないよ」なり、の言葉を疑ったり、信じないと言う意味ではなく、受け

 

止めた上で「いや、自分はまだまだ」だと言う、謙虚かつ前向きな気持ちが生きる原動力として更に大事でしょうし。私自身

 

の「台形」は出来れば「ごく普通の台形」と思いたいのですが(汗)、私個人的には、中島さんへの批判では決してなく、何

 

周もしてこそ、味が有るのだろうし、皆恐らくペースは違えど何周もしているのだろうかと思う次第です(笑)。ある程度年

 

齢を重ねてから、周回数の、自分に課されたり課したりの「ノルマ」は「多くなる」か「多くしている」の、今は果たしてど

 

ちらで、将来的に「多くなる」か「多くしている」事で果たして「ノルマ」は「少なくなる」「少なく出来る」のか、これも

 

結局分からないのですから、思う様に事が運んで「偶然」、思い通りにならなくて「当然」なのだろうなと言う事、そして

 

「昔取った杵柄」がいつか自分を助けてくれるかどうかは分からないが、少々重いであろうが「荷物」はある程度積んでおい

 

て「得」は有っても「損」はないのだろうか、とこの「詩」から私なりに感じ取れた次第です。因みに坂道を人の人生に例え

 

た歌(詩)は「成人世代」や「傾斜」と言った物も有りますが、「台形」と言う一つの「決まった定義」の形の中で繰り広げ

 

られる人生を、敢えて客観的かつ形容的に投影してみる事に、また違った(恐らく)自分の味わいを温故知新的に見い出せる

 

時が有るだろうか、とも思います。と、改めまして、私は一年の振り返りにこの「詩」を思い起こした次第です。うがい手洗

 

いは入念に、暖かい環境で、体の抵抗力を落とさぬ様に睡眠を入念にとり、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。

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