教室ブログ

2020.10.10

「しゃぼん玉の唄。」

 

「しゃぼん玉飛んだ           

 

  屋根まで飛んだ

 

   屋根まで飛んで

 

    こわれて消えた

 

     しゃぼん玉消えた

 

      生まれてすぐに

   

       こわれて消えた

 

        風、風、吹くな

 

          しゃぼん玉飛ばそ」

 

 

こんにちは、出口校の西川です。

 

皆さんご存知「しゃぼん玉」の唄。

 

でも この歌の出来た背景をご存知でしょうか。

 

 

この唄は 野口雨情(うじょう)さんという童謡作家の方の作品です。

 

 

雨情は、なかなか子供を授かることが出来ませんでした。

 

 半ば諦めかけた時、女の子を授かったそうです。

 

 ところが、二歳にもならない時、伝染病にかかり、雨情の祈りもむなしく、

 

 娘さんはこの世を去りました。

 

 

この唄を私は最近までごく平凡な「しゃぼん玉」を飛ばしている風情のある唄だと思っていました。

 

しかし、実は娘に対する父親の忘れられない思いを込めた唄だったんです。

 

 

飛ばずに消えた・・ ことへの無念さをかみしめている唄だった。

 

風、風、吹くな・・ という詩に、この世の災い、危険、病気、怪我など

 

すべて無くなれという親の子に対する思いが詰まっている唄だった。

 

 

私たちが、小さいころから慣れ親しんできた、唄や童謡。

 

その作られた背景を知ると、今まで知らなかった 悲しみを

 

乗り越えている思いが込められていることに気づきました。

 

 

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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