教室ブログ

2019.12.20

鶏口牛後

 こんにちは。Wam西浜校です。あちらこちらでは、葉が枝からとうとう散り切った銀杏の木も増えて来た様です。

 

冬の趣しかりで、冬至も控え、これから更に寒くなりそうですね。さて、2学期が、もっと言えば、今年も間もなく終

 

わりですね。思い残した事はないでしょうか?もしくは思い残さず頑張って、結果を残せた事は有ったでしょうか?

 

先週の論語に続き、漢文ばかりですが、高校の国語で「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」と言う作品が有ります。私

 

自身は高校2年の時に、この作品に初めて触れました。「鶏口となるも、牛後となるなかれ」のフレーズが馴染み有る

 

方もいらっしゃるでしょうか?簡素な大意としては、「大きな組織の末端の中で使われ、働かされるよりも、例え小

 

さな組織でもそのリーダーになるべきだ」と言った感じです。決して、大きな組織が悪いと言っている訳では無いで

 

すよ?お話の内容に沿った上での私なりの観点で、逆からの説明ですが、牛後は「秦」と言う強国に屈し、従わされ

 

る事、鶏口は、(秦を除いた6つの国が)小さくても力を合わせれば、それは「牛」である「秦」を上回るという事だ

 

と思います。従わされっ放しだと、自分の思い通りに出来ないが、必ずしもそうでなければ、ある程度は自分の思い

 

通りに「自分らしく」事を行えて運べるとも受け取れると思います。「自分らしく」頑張れないって、やはり面白く

 

無いですから。でもやはり他の人達と協力したり、足並みを揃える事も当然大事です。その上で「自分らしさ」と言

 

う個性を発揮する事とのバランスも大事だと思います。また、発揮するタイミングもでしょうね。「個性とは、周り

 

の人の納得と承認が有って初めて輝くもの」こちらは元プロ野球選手の野村克也さんの言葉です。例え、小さい組織

 

同士でも、協力の元に出される一つ一つの案が認められれば、それが「個性」になって、「自分らしく」頑張れるの

 

ではないかと思います。「自分らしさ」を発揮出来ない(出来なかった)と言うのであれば、相手の「納得」も「承

 

認」もなく、その行為が「自分勝手」になっていないか?「自分勝手」になっている事で、実は物事の進行を妨げて

 

いないか?注意が必要です。「個性」を認めて貰うには、まず、自分が協力し、相手の協力を貰う、そして相手の納

 

得と承認を貰う事が大事だと思います。特に、大なり小なり「長」である立場の人には、教訓的で、物事の進行を促

 

すには、相手の立場に立って物事を考える姿勢が大事だと思えたフレーズでした。改めまして今年もあとわずかで

 

す。更に寒さ厳しくなると思いますので、手洗いうがい励行しながら、体調に気を付けて下さい。

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