教室ブログ

2019.04.02

「頑張れ」って言われても・・?

「頑張れ」という言葉があります。
お父さん、お母さんもよくお子さんにかけておられる言葉ですよね。
私も、不注意にこの言葉を発してしまうことがあるので、反省するのですが・・・・・
なぜ、不注意にも、というのかと言えば、この言葉、受け取る側からすれば、とっても無責任な言葉にしか聞こえないからです。
「何が無責任なんだ」とおっしゃる方もおられるとは思います。確かに言葉を発する側としては「期待」「発奮」「励まし」を込めての言葉なのですが、受け取る側からすれば、「勝手なことばかり言って・・・」としか聞こえないのです。

 

本人は「頑張らなければいけない」ということは、十分わかっているのです。頑張ろうという意志はあるのですが

「何を、どう、どこまで頑張ればよいのか」

という、具体的な「頑張り方」が分からないため、頑張りたいにも、頑張れない・・・・・・・状態なのです。

 

子供の中には、自分なりの「頑張り方」が分かっている子もいますので、そんな子に「頑張れ」と投げかけると、エンジンがかかることも多いのですが、「頑張り方」が分からない子には、その言葉は「追い込み」や「脅迫」でしかなく、頭も手も止まってしまい、やがてヤル気さへなくしてしまうという、最悪の状況になってしまうのです。

 

「頑張れ」という言葉を投げかける前に、「こういう風に頑張れば、こうなるよ」という一言が必要なのです。

「頑張れ」という言葉は、その一言があるだけで、魔法の言葉に変わるのです。

 

以前、ビートルズのジョン・レノンがインタビューでこんなコメントをしていたのを思い出します。

もし、ビートルズの楽曲にメッセージがあったとしたら、それは「泳ぎかた」だよ。

みんな「泳ぎかた」さへ覚えてしまえば、あとは勝手に泳いでいけばいいのさ・・・・・・・・・と。

 

その子、その子に合った「頑張り方」をまずは教えてあげて、自立して頑張れる意志と意欲を育ててあげること。

それから、心が折れそうになった時に「頑張れ」という魔法の言葉をかけてあげること・・・・・・・・

 

私自身が、常日頃心掛けなければいけないことでもあります。

 

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