教室ブログ

2019.03.01

本は「  」です

こんにちは。Wam西浜校です。今日から3月、本日1日は多くの高校で卒業式が行われたかと思います。中学生の皆さんは

 

あと1週間程でしょうか?さて、公立高校の入試も残すところあと10日程になりました。10年ほど前の国語の作文問題に

 

て、「本は「  」です。」の「  」の中に適切な言葉を入れて、それに基づいた作文を書く、と言う問題が出ました。皆

 

さんは、「  」の中にどの様な言葉を入れますでしょうか?最近の作文問題は、用意された四字熟語を使ったり、古文を読

 

んでもらったり等、奇をてらったような問題が出題されています。毎回の事ですが作文に限らず、国語には「一応決まった解

 

答」は用意されていますが、「絶対的な解答」と言う物が有りません。前者は存在する「マニュアル通りの解答」、後者は

 

「あくまで個人の考えに基づいた解答」だと思います。先週の内容を少し引き摺る様ですが、中島みゆきさんが、過去国語科

 

の教育実習に行かれた際、生徒から受けた質問に対し「マニュアル通りの解答」をせざるを得なかったエピソードと全く同じ

 

体験を、私も生徒の側でしたことがあります。私の際の先生は、どうであったか心中推し量りかねますが・・・。中島さん曰

 

く、「教える側」自身でさえ、納得がいかないとしても、「マニュアル通り」に教えなければ、この生徒は同じ問題が出題さ

 

れた時、✖を付けられてしまうからと言うのが、理由でした。しかし、先述の様な問題が何故毎回の様に出題されるの

 

か・・・?出題形式の流れは毎年ほぼ変わりませんが、それでも意図といいますか・・・、試されている物が有るのかも知れ

 

ません。何故、本を読む必要があるのか?喜怒哀楽を色々な表現で言葉に出来たり、沢山の人達と間合いを合わせて共感出来

 

る事や、様々な物に関心を持てる習慣や癖がなぜ必要なのか・・・?読み取り問題に対しても、一般的・常識的な範疇からか

 

け離れ過ぎない(一応のマニュアルや文意内容に沿っていれば)為の訓練と捉える事が出来れば、一応の理由にはなるのかな

 

と思います。限られた時間内で、自分の言葉で紡いだり、察しなければならないですから。それは、問題を解く為だけではな

 

く、将来や実生活においてもだと思います。まだまだ、すべき事、出来得る事は有ると思います。自分の言葉で「書けば」一

 

矢報いる事も有るかとは思いますが、「書かなければ」「0」ですから。まだまだ寒いですから、手洗いうがいを欠かさず

 

に、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。絶対に諦めないで下さい。

 

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