教室ブログ

2018.11.12

公民や地歴を学ぶ意味

こんにちは。個別指導Wam 小宮町校です。

 

大学入試センターによる「大学入学共通テスト」平成30年度試行調査が,一昨日と昨日の二日間にわたって実施されました。

現行の大学入試センター試験に代わる新たなテストの方向性を示す,重要な資料となります。

 

 

早速,公民の「現代社会」の問題を解いてみました。

目に付いたのは,思想を具体的な事がらに結びつける問題です。

 

例えば第4問では,アダム・スミスの『国富論(諸国民の冨)』の日本語訳が示されます。

問1では,訳文末尾直前の空欄に当てはまる一文を選ばせます。

 

そして,問2ではこう問います。「あなたがこの文章に描かれている人たちと同じように行動すると仮定して経済活動を行うときの説明として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ」

 

さらに問3では「アダム・スミスの考え方に近い経済政策として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ」

 

アダム・スミスの思想や『国富論』の記述を,現実のミクロ経済やマクロ経済に落とし込んで考えよ,というわけです。

 

 

高校の公民や地理歴史の各科目は,今を生きる私たちの生活とつながっています。学んだことを机上の知識に終わらせず,自分自身の生き方や世の中への関わり方に生かしていってこそ,それは意味あるものとなるのです。

 

「大学入学共通テスト」には賛否両論あるようですが,これを機に公民や地歴を学ぶ目的を改めて確認しするとともに,高校での学び方の見直しにもつながることを期待したいと思います。

 

 

 

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