教室ブログ

2017.10.18

その120

「反復強迫を想定するのは妥当なことと言える。反復強迫は快感原則を凌ぐものであり、快感原則よりも根源的で、基本的で欲動に満ちたものと思われる。」(S・フロイト)

 

センター試験まであと100日を切りました。河西貴志高等部からです。

まだまだ苦しい期間は続きますが、英単語帳やチャートをひろげましょう。

 

脳科学でも言われているようですが、人間は普通の快楽が禁じられるような苦しい状態が続くとやがて快楽物質が出るらしいですね。ランナーズ・ハイというのがありますが、あれと同じで一度苦痛を経ないと通常の快楽ではないような快楽は出てこないようです。つまり通常の快楽を切断し、不快や苦痛を通さないと極上の快楽は得られないというわけです。

 

このことは受験勉強に励む子供たちだけじゃなくて、じつは人間全体の理解にも役立ちます。
例えば大学で習う(近代)経済学などは、人間は苦痛なこと、不利なことをなるべく避けて、快楽を志向するものだと定義していますね。こういう仮説は常識的なのですが、少し薄っぺらいもので、人間は苦痛を快楽にしてしまう生き物であることを分っていないと何も解明できないのではと思うわけです。

 

それでは皆さん受験勉強を苦しんでください。
本日はこれだけです。

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