教室ブログ

2017.10.04

なぜ勉強するのか

個別指導Wam大形木戸校の小島です。

 

先日、中学入試で適性検査を受ける小学生の子2名を対象に、特別講座の2回目を開催いたしました。

前の記事でも書きましたが、講師1名と生徒2名の計3名で、1つの課題について議論するという講座です。

 

特別講座2回めの議論課題は、「なぜ勉強するのか」です。

 

なぜ勉強するのか、または、なぜ勉強しなければいけないのか・・・

これは、日々勉強と接している子どもたちにとって(そして、社会の中で研鑽を続ける大人にとっても)切実な問題だと思います。

生徒たちからも、たまに、なぜ勉強しなきゃいけないの?と聞かれることがあります。

みんな、勉強は大事だとなんとなく分かってはいるようですが、

勉強の有用性が日常生活からは実感しにくいためか、

勉強することに懐疑的になってしまうことがあるようです。

 

今回の特別講座では、そんな勉強の大切さについて考え、

まだまだ先の長い勉強生活を続ける上で、勉強する礎となるものを見つけてもらおうと思い、

「なぜ勉強するのか」という題で議論することに決めました。

 

さて、前置きが長くなりました。実際に行った議論の話に入りますが、

前回の講座と比べ、生徒2人とも議論の仕方がうまくなっていました。

以前は話があちこちに飛んだり、人が喋っているのを遮ったりということがありましたが、

今回はそのようなことがありませんでした。

ただ、自分の考えを言葉にするのがうまくいかなかったりと、課題はまだまだあります。

それはこれから改善していくことでしょう。

 

議論内容についてですが、詳しい内容は一番下の板書画像を見ていただくとして、

なぜ勉強するのかについて、実際に出た意見を大きく分けると、

・楽に就職するため

・夢をかなえるため

・何が役に立つかわからないから

の3種類でした。

上の2つはよくある答えですが、一番下が出てきたのは驚きました。

 

この答えが出てきた経緯は、生徒の1人が「建築家になりたい」と言ってくれたので、

私がいじわるをして「建築家になるには、例えば国語の古典(昔話)は勉強する必要ないと思うんだけど、

それでも勉強しなければいけないの?」と問いかけたところ、2人で必死に考え、

「古典を知ってたら古典を使って自分が作った建物をアピールできる(広告の文に古典を使う)」

と答えを出してくれました。発想力に脱帽です。

ここから話を膨らませ、最終的に2人で出してくれたのが「何が役に立つかわからないから」という答えでした。

 

そんなふうにして、第2回目の特別講座が終わりました。

 

勉強する理由というものは、これだと一つに決まるようなものではないと思います。

一人ひとり違った勉強する理由があるはずです。

彼らが今回出してくれた理由も、万人に当てはまるものではないでしょう。

さらに、勉強する理由は思いついたらそれで終わりというものではなく、

長く勉強と付き合っていく中で変化し、洗練されていくものだとも思います。

日々勉強に勤しんでいる学生の皆様、一度真剣に自分が勉強する理由を考えてみてはどうでしょうか。

 

自分の勉強する理由がわからないという方は、ぜひ個別指導Wamまでどうぞ。

 

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